ひきこもりがちな。

ゆる〜く。

バンコクの街。

マッサージに訪れたのは、スクンビット通りに近い場所だった。

らあめん亭のラーメンを食べにきた。僕は、このラーメンが好き。

ホールのスタッフもキッチンのスタッフも、日本人を見かけることはなく、タイ人だけだと思う。お客さんは、ほぼ全て日本人だと思う。

日本のどこかで普通に食べられるようなメニューが出てくる。このお店の歴史は分からないけれども、もしも日本人(日本企業)が経営しているお店だとしたら、間違いなく、日本企業のグローバル化(ローカライゼーション)の成功例だと思っている。

 

らあめん亭の美味しい五目麺を食べた後、歩き始めた。

 

どこか一人で入れそうなレストランを探そうと歩き続けたことを思い出した。結論としては、この通り沿いには、そんなお店はないということ。

 

こんな感じの看板が出始めたのは、最近なんだろうなと思う。昔はなかった。

ところで、こういう居酒屋さんって、ローカルの人たちを相手にしているのだろうか。

 

たしか、この大きな通りに横断歩道があったはずなので、それを探した。

 

工事中で横断歩道の半分が塞がれていた状態だったけど、渋滞の車を避けながら反対側に来た。

バンコクの勢いなんだろうな。建設工事が多い。

ここにも大きなモールが現れるに違いない。

タイの人々の生活が急激に向上している象徴なのかもしれないし、オフィスビルだとしても、タイの経済が安定的に発展している象徴なのかもしれない。

ホテルも増えている。選択肢が増えるのことは良いことだが、新しいものを受け入れるのが難しい(これも適応障害の一つなのかも)自分にとっては、新しいホテルが出来ようとも、魅力を感じない。

ここは、タイの資本の巨大なホテルだった。今も巨大だけれども。

このホテルに泊まったことがある。ラワン材かは分からないが、床板が木材で、ひんやりとしていて気持ちよく、ホテルと言ったら木材の床板の部屋に泊まるというこだわりができた。もちろん、ふかふかの絨毯も悪くはないけれども。

このホテルの近くには、有名なマッサージ店があった。このホテルに泊まった時は、お店を探しきれなかったけれども。

はるか昔、老若男の日本人観光客が沢山来ていたんだろうなって感じの匂いがして、日本語の看板の文字に場末感が漂うような小道があったりする。どんな人が訪れるのかはよくわからない。

ここだけではなく、バンコクには、老若男の日本人がエロスを求めてタイに来ていた時代(しっかり確認できないけれど)の名残のようなものが見られる場所がいくつかあったりする。

エロ感が漂うようなマッサージ店が軒を連ねているのも、この辺りの特徴だと思う。老若女の店員さんが「マッサー、マッサー」と声をかけてくるが、笑顔で断るというのは、いつまでも変わらぬ僕の流儀だ。

このあたりの混沌とした雰囲気は、嫌いではないが、泊まるところとして選択しない限り、絶対に来ないだろう。それでも、足跡を辿るために来なければならない場所だった。